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うすいビールを飲み干して鳥たちはまた飛んだ
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「おや、あんた」


 

アソル・ブローズの肖像




「なんだいその顔は。さてはあたしの顔、覚えていやがらないね。
まあいいよ。いや、いや、あんたときたら変わらないね。
まあだふらついてんのかい。…なんて、あたしも一緒だけれどもね。

カッカッ!思い出したね。遅いよお。
この遺跡を見るのかい?手ごわいと思うよお。あんた、どうせまた“ヤドカリ”してんだろうけれど。

さて、いい物をあげようか。そら、持ってお行き。
そいつとその今持っているそいつ、合成してごらん。最初のうちくらいは役に立つよ。
あたし?あたしは帰るのよ。爺さんがお腹を空かせちまうからね。

それじゃ、元気でやんなさいよ。」


「あれ?君…  

はは、やっぱりそうだ。暫くじゃないか。元気そうで良かった。  
あ、ちょっと!お酒なら持ってないよ、  
って、あはははは!こ、こら!くすぐらないでよ!  
まったく…君にとって僕はお酒をくれる人でしかないのか。  

ふふ、相変わらずだな。  
どうだい、あれから何か気に入ったものはあったかい。  

滝?  

ああ、それって南西の…ええと、名前が出てこない。凄く大きい滝だろう?  
へえ…じゃあ僕もそれを見に行ってみようかな。  
これから出発するところなんだ。丁度暖かい所に行こうと思っていたからね。  

君もあまり仲間からはぐれたりしないようにな。  
ん?遺跡?…え、どこにあるんだい?」  




くるくる、ぽおん。
投げたり取ったりしていた林檎を一口齧って、並ぶ露天をきょろきょろ。
山の主の尻尾が、行き交う人々の足の合間に見えて、とことこ駆け寄って、
ここ数日の「いつも」のように、 山の主の背中によじ登りました。

向こうにはにこにこする少女たちが見えて、
後ろのほうからは喧嘩しているような男たちの声が聞こえます。

「おおどうしたあ?そういやあ、どこ行ってたんだ」



スパルヴィエロは、おいしそうに林檎を齧っています。


「べつにぃ」


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